- ・菜とうふ
葉豆腐はこの椎葉地方独特の料理で、有り合わせの野菜を刻み込んで人れた豆腐である。これは祇園祭のクワ祓(はら)いの行事のときに作ったという。祇園祭は旧暦の6月15日であるが、特に祇園社を祭っていない村や集落でもこの日を夏祭りの日とし、仕事を休んだという。クワはこのとき洗われ、祭られるのである。菜豆腐は祭り、結婚式などのめでたい祝い事のある日や、葬式、法事にも使われたといわれ椎葉では村人の生活になじんだ味であった。
※材料は人分です。
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大豆(乾)
5kg
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にがり(粉)
100~150g
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香の強い野菜(季節によって変わります)ゆがいたもの
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平家カブ、人参 等
900g~1kg
菜とうふ
- 1.大豆は水にもどし、すりつぶし、火にかけ沸騰させ、豆乳をつくる。
- 2.野菜はぬるま湯でていねいに洗い、さました湯(70~80℃)にさっととおし、細かく切る。
- 3.豆乳に、にがり合わせ、野菜を入れ豆腐型に流し込む(60℃程度)。
チェックメモ
- .節の花等も入れます(藤の花、菜の花 等) 。